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コロナ禍ではウッドショック・・・

2023.05.18 | ブログ

コロナ禍ではウッドショックがあり、国内の生産体制の脆弱さが顕になった日本林業・木材産業。先日、田植えの帰りに立ち寄った京北の北桑木材センターでは、今は販売のボリュームゾーンになっているベニヤ材の受け入れが縮小し、市場に木材が滞留し、山側からの出材を受け入れられなくなりつつある状況の説明を受けました。
かつてのように、高級な建築材は需要が激減し、建材の生産ラインに乗るA材の需要も減少。木材におけるベニヤ材としての流通が8割程度を占める状況下のベニヤ材の需要減少は、山側からの木の流れを全てストップしてしまう非常事態です。活路は輸出ですが、タンカーの運賃の高騰はそれをも妨げる要因となっています。
何とか輸出が進むような公的支援ができないものか、緊急に行政に要望をしております。
戦後、他産品より早く輸入自由化が進み、大きな打撃を受けた林業・木材産業の再生は、中山間地域の悲願です。未来に希望が持てる策を提言できるよう努力します。

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