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5月臨時議会が始まりました

2011.05.24 | 過去のブログしんじ

大変ご無沙汰をしてしまいました。これを機に執筆のペースを上げていきます!

さて、昨日5月23日に5月臨時議会が始まりました。

5月23日に開会し、24日・25日・26日の休会を挟んで、27日に再開される本会議で議長が選出され、他の役職の選出と補正予算案の審議が行われる予定となっています。

5月臨時議会とは、選挙が終わって初めての選挙なので、通例は殆ど議長などの役職を選出するだけの議会となっています。4年前の議会では、初日に開会して、2日目、3日目、4日目と、議長が決まらないために、本会議が開会してすぐに閉会する「1分議会」は極めて非常識だと、新聞各紙に批判されました。我々初当選組は、何が何だか分からないまま、その議会に「巻き込まれた」苦い経験があります。

この度の5月臨時議会は、3月11日に発生した東日本大震災を受けて、「京都経済への対策」や「防災計画の見直し」等の審議が予定されており、役職者の選出に大半の時間を割いている場合ではありません。私は、4年前の議会の反省のもと、5月10日・16日の議員団会議で、「本来は議会を4月に開いてでも早急に震災関連の議案の審議をすべきであったと思うが、5月23日の開会であるなら、少なくとも初日に役職が決まるように事前に会派間の交渉も含めて段どりを済ませて、議案の審議を中心とした議会にすべきだ」と発言してまいりました。その意見に賛同される議員もおりました。

しかし、結果は冒頭に書いたような日程で行われそうです。自らの非力を感じ、極めて残念です。何より、この非常時をそれとして認識せず、慣例に従うだけという緊張感の無さは理解に苦しみます。慣例に従うだけなら、政治は不要です。

確かに、経済対策にしろ、防災計画にしろ、国の大きな方針が固まらなければ地方が頑張っても大したことはできないということはあります。しかし、今、問題とされるべきは、具体的な施策云々もありますが、それよりも「心構え」だと思います。国家挙げての非常時において、我々地方政治家はいかにあるべきなのかという政治家としての態度そのものが問われているのです。

私自身、今後も自問しつつ、孤軍であっても奮闘して参ります。

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