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大雪による被害

2011.01.29 | 過去のブログしんじ

全国各地で大雪による被害が相次いでいます。被災者に皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。

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1枚目の写真は、右京区太秦の区役所付近から「北山」を眺めた模様です(ちなみに手前の電車は嵐電です)。このように、北山が真っ白になることも、近年では珍しかったのですが、今年は太秦でも2度10㎝程の積雪があったくらい、本当に雪が多いし寒いです。

昨日、北山の奥のまた奥にある旧京北町地域(右京区)にて、森林組合や民間林業者の方々と、木材の雪による被害状況を視察して参りました。一般の国道・府道沿いからも「おじき」をしたように曲がった木がたくさん見えました。そして、2枚目の写真は、そこから谷沿いの林道へ入った場所の写真ですが、木が道を塞ぐようになぎ倒されている光景が随所に見られました。「温暖化の影響もあるのか、年末・年始の雪にしては重たくて、本当に被害はひどい状況だ」ということでした。

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車で入っていける舗装された林道沿いしかまだ被害状況が確認できていませんが、1月11日時点で、林業被害額は、京都市域で約3700万円に上っているということです(農業関係にも甚大な被害が出ています)。数十年育てた木が雪で倒されて所有者の落胆はいかばかりかと拝察します。木材価格低迷など林業経営者の意欲が低下している今となっては、新しく苗木を植える意欲も出てこないそうですが、現行制度ではそこまでしないと雪害からの復旧事業に補助金が出ないそうです。

時代や地域の実情に応じて柔軟に制度変更が提案できるように、議員は日々地元をしっかり歩くことが大事だと改めて痛感しました。

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