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明治・大正・昭和 京都はいかに歩んだか

2011.06.20 | 過去のブログしんじ

歴史を学ぶと、平べったく見えていた現在の光景に深い奥行きが感じられます。

「トンネルを掘り進めるには、今までどう掘ってきたかを確認しなければならない」と言った類の言葉を思い出しています。

最近の私は、『京都府の歴史』『京都市政史』などで、京都の政治・行政・産業の歴史を勉強しています。3代目の京都府知事を務めた北垣国道氏の日記『塵介』を手にしてからです(とはいえ、塵介は漢字カナ混じり文なので、殆ど進んでいません・・・)

東京遷都以降、急激に衰退する京都を何とかせねばと思い、大規模事業を次々と遂行していく、明治・大正・昭和の政治家の覚悟や生き様に触れ、我が身を省みる日々です。

戦後、昭和30年代には「制度は運用の時代に入った」と言われたようですが、明治から戦前の、危機感ゆえに責任感に満ちた機動的で大胆な政治・行政の歩みは、この大転換期にあっても未だに「安定志向」で「安定成長期の常識に囚われ」「何でもしますよ」といった現在の行政をいかに変革すべきかに対して、多くの示唆を与えています。近いうちに、明治以降の歩みから学び取った私の考えを少しずつ具体的に記していきたいと思います。

最近「やかましい」と思われているであろう私ですが、もっとうるさくなるでしょう(笑)それは、現在の政治に飽き飽きしている多くの方々が望まれるところでしょう。

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