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地方議員の日曜日

2008.12.16 | 過去のブログしんじ

「議員は議会の無い時何をしてるのか?」そうお思いの方も多いと思います。

地方議会は、大統領的な知事を筆頭とする行政の仕事をチェックするのが役割です。具体的には、お金の配分とその適切な使用(予算・決算)を審査し、そのお金を使う事業などが適切になされているか日々確認するのです。その中で、不備を指摘したり、行政への新たな需要を伝えたりします。そのために、日頃から色々な場に出向き多くの方とお話をし、住民から見える行政の姿を確認しています。

さて、昨日も色々なところへ伺いました。

まず「お茶会」です。一般的な茶の湯ではなく、貴族の文化を研究する「有職研究会」主催のお茶会でした。さすがに源氏物語千年紀の今年に数多くの催しが行われる京都だなと、抱え持つ文化の多様さと奥深さに驚くばかりです。そうした「ほんまもん」の文化によって、生活に潤いがもたらされ、多くの観光客を招き、さらには新産業を創出すること、私が取り組んでいきたい課題です。

次に、私の出身校である西院中学校で行われた餅つきです。地域の各種団体の方々や学校の先生などが世話をして、子供連れの多くの方がつきたての餅を堪能していました。地域の絆を再び強めること、これも私の取り組みたい課題です。

それから、伏見のパルスプラザで行われた「環境フェスティバル」に行きました。屋外にはエコカー、ペレットストーブなどが展示され、屋内には水・山・海・空気・動植物に関わる数多くのブースがあり賑わっていました。土・日の二日間で、2万5千人が訪れたそうで、環境保全への意識の高まりが伺えます。

その後、西京極球場で行われた右京区の少年野球大会の閉会式に参加しました。優勝チームの選手たちにメダルをかけていると、私の少年時代を思い出しました。残念ながら今回は、私の出身チームは優勝できませんでしたが、先輩として次回は頑張ってほしいと思います。

最後に、ハイアットリージェンシー京都で行われていた尾上瑞宝さんの「一閑張」の個展に参りました。尾上さんは、私が東京で父の秘書をしていた時に親しくしていた先輩のお母さんです。古びて味わいを深めた長持やせいろなどの木製の生活用具に和紙や柿渋で新しい命を吹き込まれた温かみのある作品がたくさんありました。江戸時代から続く洗練されたその手仕事は、現代の生活にも新鮮な彩り与えうるし、日本の伝統工芸品の多くは、「和」が世界で注目されている昨今世界に向けてもしっかりとPRすべきと改めて思いました。

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