日本を知る

「自分達の神話を学ばない民族は、例外なしに滅ぶ」と言われます。神話とは、「我々がどこへ来て、どこへ向かうべきなのか」を知る基本ですから、当然のことでしょう。

本年平成24年は、『古事記』編纂1300年の節目です。その国家統一のドラマからは、勝者と敗者それぞれの歴史が想像されます。朝鮮半島から、北方から、そして南方からと、多くの民族がこの列島に流れ着いては、時に争い、徐々に交わり、長い時間を経て形作られてきた「多文化国家」である日本国。

政治家としてのみならず、古神道・修験道の修行者としての立場から考える、神話から続く国・日本についての考察を、ここに記していきたいと思います。

自然との共生

「環境の世紀には、八百万の神々を祭ってきた日本の自然観が必要だ」と言われます。一体、それはどういうことなのでしょうか。

日本列島は、厳しくも豊かな自然環境にあります。その中で先人は、自然に対する畏敬の念を持って生活してきました。そこにある精神は、今も生きているのか、もう消えてしまったのか?

地球温暖化現象など世界的な環境問題、国内には原発問題・エネルギー問題を抱える今、先人が育んできた「自然との共生」の智恵を学び、これからに活かせる方法を考えていきたいと思います。

日本型社会

「グローカル」という言葉があります。世界の結びつきが強くなった今日、それぞれの地域が独自性を自覚し発揮する必要がある、との意味です。日本人こそ、強く自覚すべき言葉でしょう。

ジャパン・アズ・NO1と言われた時には「日本型経営」がもてはやされましたが、グローバル経済が進展する中では、「グローバルスタンダードだ!」と言われます。しかし、私は、グローカルに拘りたいのです。

国の統治機構、文化、宗教、経済、政治、地域社会。これからの日本型社会を多角的に考えてみたいと思います。